【高齢のご家族の寝具を見直したい方へ】
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朝起きると腰が重い。寝返りがしづらい。なんとなく眠りが浅い。
そんな悩みは、マットレスが合っていないサインかもしれません。
このページでは、高齢者に合うマットレスの選び方を、できるだけやさしくわかりやすくまとめています。
高齢者のマットレス選びで大切なのは、やわらかさだけではありません
「やわらかい方が体にやさしそう」
そう思う方は多いです。
たしかに、やわらかいマットレスは寝た瞬間は気持ちよく感じます。
でも、やわらかすぎると体が沈み込みすぎてしまいます。
すると、寝返りがしにくくなり、起き上がりもしにくくなります。
高齢の方にとって大切なのは、ふわふわの気持ちよさより、ちゃんと動けることです。
ゴソゴソ動けることが、とても大切です
寝ているとき、人は無意識に少しずつ体を動かしています。
横を向いたり、足の位置をずらしたり、肩の向きを変えたり。
こうした小さな「ゴソゴソ」とした動きには、大切な意味があります。
- 体にかかる重さを分散する
- 血の流れを保つ
- 同じ場所への負担を減らす
でも、マットレスが沈み込みすぎると、この動きがしにくくなります。
動こうとしても引っかかる。力を入れないと動けない。
その結果、自然と動く回数が減ってしまいます。
寝返りできないと、床ずれや寝たきりにつながることもあります
寝返りは、体を守るための大切な動きです。
寝返りがあることで、同じ場所にばかり重さがかからず、血の流れも保たれます。
でも、寝返りができない状態が続くと、腰やおしり、かかとなどに負担が集中します。
その結果、血の流れが悪くなり、皮ふやその下の組織が傷んでしまいます。
これが床ずれです。
そして、床ずれができると痛みが出て、さらに動きにくくなります。
動けないから、また同じ姿勢が続く。
そうやって、動けない → 床ずれ → さらに動けないという流れができてしまいます。
この状態が続くと、ベッドから起きること自体が難しくなり、
そのまま寝たきりにつながってしまうこともあります。
高齢者に合うマットレスの選び方
1.やわらかすぎず、沈み込みすぎないこと
沈み込みすぎると、寝返りもしにくく、起き上がりもしにくくなります。
体をしっかり支えながら、当たりが強すぎないものが理想です。
2.体圧を分散できること
腰やおしりなど一か所だけに負担が集まると、痛みや床ずれの原因になります。
体全体で支えられるマットレスを選ぶことが大切です。
3.少ない力で動けること
寝返りや起き上がりが楽にできるかどうかは、とても大切です。
「寝心地がいいか」だけでなく、「動きやすいか」も見てください。
高齢者のマットレス選びでよくある失敗
- やわらかさだけで選んでしまう
- 値段だけで決めてしまう
- 寝た瞬間の気持ちよさで判断してしまう
- 寝返りしやすさを見ていない
- 高齢の体の変化を前提にしていない
でも、本当に大切なのは朝起きたときの体の感じです。
寝返りしやすかったか。起き上がりやすかったか。
どこか一か所だけ痛くなっていないか。
そこを見て選ぶことが大切です。
こんな方は、一度見直した方がよいかもしれません
- 朝起きると腰や背中が重い
- 寝返りがしづらい感じがする
- 夜中に何度も目が覚める
- 高齢の家族が起き上がりにくそう
- 今のマットレスがやわらかすぎる気がする
- 床ずれが心配になってきた
こうした場合は、マットレスの選び方を見直すことで、体が少し楽になることがあります。
まとめ|高齢者のマットレスは「動けるか」で選ぶことが大切です
高齢者のマットレス選びで大切なのは、ただやわらかいことではありません。
- ゴソゴソ動けること
- 寝返りしやすいこと
- 床ずれを防ぎやすいこと
- 体をしっかり支えてくれること
沈み込むマットレスは、一見やさしそうに見えても、体の動きを止めてしまうことがあります。
だからこそ、「楽に寝られること」よりも「楽に動けること」を大切にして選んでみてください。
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